CKDシーケーディー(慢性腎臓病)について

腎臓の血管で動脈硬化が進むと、血液をろ過し、体内の水分量やミネラルを調整する腎臓の機能低下が慢性的に続き、たんぱく尿が出るなどの腎臓の異常が続いている病気をCKD(慢性腎臓病)といいます。

動脈硬化や高血圧から起きる腎硬化症だけでなく、糖尿病から起きる糖尿病性腎症やIgA腎症という糸球体の炎症、尿にたんぱく質が大量に出てしまうネフローゼ症候群など、慢性的な腎臓の病気は、みなCKDと呼ばれます。

CKDは進行すると腎不全になり、1回あたり4、5時間かかる人工透析を週に3、4回受けなければならない状態になることもあります。しかもCKDになると心筋梗塞や脳卒中など、ほかの血管病の発症率が高くなり、発症したときの死亡率が高くなることもわかっています。
 
さらにCKDは、脂質異常症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病を悪化させる原因になります。

CKDの患者さんは現在、1330万人以上と考えられています20歳以上の8人に1人という多さです。いったんある程度以上に悪化した腎臓の機能は回復できません。それだけに、脂質異常症をはじめとする生活習慣病の予防・改善で、CKDの進行を食い止めることが大事です。