有酸素運動をしてコレステロール値を下げる

LDLコレステロール値や中性脂肪値を下げるのには、食生活の改善のほかに、適度な運動をすることが必要です。

運動は肥満の解消にもなりたいへん効果的です。

運動をすることによって、中性脂肪を分解する働きがあるリポタンパクリパーゼという酵素が活性化するので、血液中の中性脂肪も分解され、中性脂肪値が下がります。

また中性脂肪値が下がると、中性脂肪とシーソー関係にある善玉のHDLコレステロールが増えます。

運動といっても、スポーツやトレーニングをしなければいけないわけではありません。コレステロールや中性脂肪を下げるためには、いろいろな運動の中でも、有酸素運動が効果的です。

有酸素運動とは、息を吸ったり吐いたりして体内にたくさんの酸素とり入れながら、全身の筋肉を繰り返し動かして、長時間続けられる運動のことです。

ジョギングやウォーキング、水泳、エアロビクスダンスなどがそうです。

有酸素運動を続けると中性脂肪値が下がり、善玉のHDLコレステロールが増え、しだいに悪玉のLDLコレステロールが減っていきます。

また有酸素運動は、肥満の解消にも効果的です。

swfu/d/ilm19_aa01012-s.jpg

有酸素運動のなかでおすすめなのが、誰でも気軽に出来るウォーキングです。毎日の生活の中で無理なく、長期間実行できることもメリットです。

ウォーキングはわざわざ時間をつくったり、特別な場所や施設、用具も必要なく、スポーツウェアに着替える必要もありません。普段の生活の中でとり入れればいいのです。

swfu/d/GUM11_CL03035.jpg

実行しやすいのは、歩く距離や時間を増やすことです。

例えば、通勤や近所へ買い物に行く時に、今までは車や自転車、バスや電車などで移動していたところを歩きに変えたり、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使うなど、出来るだけ歩くようにします。

歩く時も普段よりも速く、体がほてって少し汗ばむぐらいのテンポで歩くと効果的です。

またウォーキングでも他の運動でも、積み重ねていかないと効果が上がりません。

1日に30分以上、できるだけ毎日続けるのが理想ですが、毎日が無理なら、少なくとも週に3回は続けるようにしましょう。

継続するということが大切です。

運動することによって、3ヶ月ぐらい続けると善玉のHDLコレステロールが増え始め、中性脂肪値も下がってきますが、悪玉のLDLコレステロールは6ヶ月以上たたないと変化がみられません。

効果には個人差もありますが、6ヶ月~1年以上は続けることが大切です。無理なく楽しみながら行える、自分にあった有酸素運動を選んで続けるようにしましょう。