卵は人によっては控めに

卵がコレステロール含有量の多い食品であるのは事実です。卵1個あたり約210mgのコレステロールを含んでいます。

しかし、卵はたいへん栄養価の高い食品です。良質のたんぱく質をはじめ、リンやカルシウム、鉄などのミネラル、またビタミン類などがバランスよく含まれています。

細胞膜やリポタンパクの重要な成分であるレシチンも含んでいます。

こうした高い栄養価があることを考えると、LDLコレステロール値が正常な人は、体が血中コレステロール値を調整してくれるため、あまり気にすることなく食べればいいです。

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では、すでにLDLコレステロール値が高めの人はどうなのでしょうか?

過去には、卵から摂取されるコレステロールにより、血中のLDLコレステロール値が上がると考えられていました。

特に卵でも、コレステロールを豊富に含む卵黄が悪者扱いされてきました。

しかし、血中コレステロールの7割は体内(肝臓)でつくられ、卵などの食品から直接取り入れられるのは約3割にしかすぎません。

また、食事から多く取れば体内で作る量が減らされ、逆に少なければ体内でたくさん作られるというように、血液中の量をコントロールする調整機能が備わっています。

こうしたことから、卵をたくさん食べたからといって、体内のコレステロール値にはそれほど影響がないという見方が現在の主流です。

しかし、すでにLDLコレステロール値が高い人は、体内の血中コレステロール値の調整がうまくいっていない可能性もあるので、従来通り摂取制限が推奨されます。

まったく食べてはいけない、というわけではないが、1日に1個ぐらいなら、そんなに神経質になる必要はないでしょう。

過剰に摂りすぎないようにすればいいのです。

普通に食べる分には問題ないということです。