動脈硬化を進行させる要因

動脈硬化はなぜ起きるのでしょう。
 
ひとつには加齢が関係してきます。

ある程度の動脈硬化は、年齢に応じてだれにでも起きます。
中高年になってきたら動脈硬化が始まると思っているかもしれませんが、最近では、食事の欧米化の影響で、小学校高学年くらいから、動脈の硬化が始まっていることがあります。

生まれたばかりの赤ちゃんは、最もやわらかくしなやかな動脈を持っています。しかし10歳ころから、すでに動脈の硬化は始まり、年を重ねるごとに進行していきます。

ただ、動脈硬化を進める要因は、年齢だけではありません。実際、若い世代や働き盛りの世代にも血管病が起きています。何らかの因子が加わって、年齢以上に動脈硬化が進行しているのです。
 
ではその動脈硬化を進める因子とは何か。

ひとつは高血圧です。

高血圧とは、血管の壁にかかる圧力が高くなった状態で、圧力が高い状態が続くと血液中のコレステロールが血管壁にしみこみやすくなり、動脈硬化が進んでしまいます。すると、血管病のなかでも脳卒中、特に脳出血を起こす危険性が高まります。
 

糖尿病もそうです。
糖尿病になると、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなった状態が続きます。これが血管の壁を傷つけ、動脈硬化が進みやすくなってしまうのです。
 
そして、脂質異常症です。
脂質異常症とは血液中の脂質が増えたりバランスが悪くなったりすることで起こります。なかでも血液中のコレステロールや中性脂肪が増え、高い状態が続いてしまうと、動脈硬化が進みます。

特にLDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロールが血液中に増えると、動脈硬化が進んでしまいます。

さらに、肥満やメタボリックシンドロームも、動脈硬化を進める因子ですし、喫煙も、動脈硬化を進める重大な因子です。