コレステロール低下薬の副作用

コレステロール値が高くて、医師から処方されるコレステロール低下薬を飲んでいる方、そのコレステロール低下薬の副作用について医師や薬剤師からくわしく説明を受けていますか?

あまりくわしいことを知らされず、処方されるまま薬を飲んでいる人も少なくないのではないでしょうか。

コレステロール低下薬では、ほとんどの場合「スタチン」という薬を使うのですが、このスタチンの投与によって、横紋筋融解症、末梢神経障害、ミオパシー、肝機能障害、血小板減少症などの重大な副作用が現れる可能性があるので十分注意が必要です。

横紋筋融解症
骨格筋の細胞が融解、壊死(えし)することにより、筋肉の痛みや脱力などを生じる症状です。

その際、血液中に流出した大量の筋肉の成分(ミオグロビン)により、腎臓の尿細管がダメージを受ける結果、急性腎不全を引き起こすことがあります。

この横紋筋融解症は、手足・肩・腰などの筋肉が痛んだり、手足がしびれたりし、体に力が入らなくなって歩行などの日常生活に支障をきたすようになり、重症化すると、呼吸困難になる場合があります。

また尿の色が赤褐色になってきます。



末梢神経障害
末梢神経には全身の筋肉を動かす運動神経、痛みや触れた感触などの皮膚の感覚や関節の位置などを感じる感覚神経、血圧・体温の調節や心臓・腸など内臓の働きを調整する自律神経があります。

末梢神経障害は、これらの神経の働きが悪いために起こる障害のことです。

主な症状は、「手や足の力が入らない」、「物をよく落す」、「歩行やかけ足がうまくできない」、「つまずきやすい」などの運動障害、手や足が「ピリピリとしびれる」、「ジンジンと痛む」、「感覚がなくなる」などの感覚障害、「手や足の皮膚が冷たい」、「下半身に汗をかかない」などの自律神経障害などです。



ミオパシー
ミオパシーとは筋肉(骨格筋)が萎縮することによっておこる筋力の低下であり、筋肉を思い通りに動かせなくなってしまう症状です。



肝機能障害
肝機能障害とは、肝臓が何らかの異常によって障害を受けることにより、正常に機能しなくなることをいいます。

軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がないことが多いが、進行すると食欲不振・全身倦怠感・黄疸などの症状が現れる。

放置すると肝炎・肝硬変・肝臓癌などに進行するおそれがあります。



血小板減少症
血小板減少症とは、骨髄中で巨核球から生成される、核のない小さな細胞で、出血時の止血、血液の凝固に重要な役割を担っている血小板の数が減少することによって、ちょっとした打ち身などであおあざが出来て、それが拡大しやすくなったり、歯磨き時に出血したり、生理出血が止まりにくくなって出血量が増えたりする傾向があります。

また脳内出血などの重い症状をきたすこともあります。