コレステロールについて

コレステロールは脂肪の一種で、すべての動物がもっています。私たち人間の体内はもちろん、肉や卵などの食品にも含まれます。

このコレステロールが必要以上にふえすぎると、動脈硬化を起こす要因になり、それにともなっておこる可能性が高い心筋梗塞や脳梗塞の原因として、悪いイメージが強くなりがちですが、人間の体には欠かせない物質のひとつです。

私たちの体内には、たくさんの脂質が存在しています。なかでも主なものとして、コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4つがあげられます。

これらは血液中にも含まれ、それぞれ体を健康に保つために重要な役割を果たしています。

私たちの体を形づくる骨、筋肉、内臓、神経、皮膚などは何十兆個もの細胞によってつくられています。細胞のひとつひとつは細胞膜に包まれています。

それらすべての細胞膜の材料になるのがコレステロールやリン脂質で、私たち人間の体を構成するはたらきがあります。

また体の機能を調整する副腎皮質ホルモンや男性ホルモン、女性ホルモンなどもコレステロールが材料です。

ほかにもコレステロールは胆汁酸の材料としても使われます。胆汁酸は食事でとった脂肪の消化や吸収を助ける胆汁の主成分です。

このようにコレステロールは、人間の体をつくる材料のひとつであり、体が正常に働くうえでなくてはならないものなのです。

中性脂肪は、エネルギーの貯蓄や利用に関係しています。
体にとっての予備のエネルギー源として、一定量を体内に蓄えておいて必要に応じて消費されます。

swfu/d/ilm19_ca03013-s.jpg

エネルギーとして放出されるときに、遊離脂肪酸に分解されます。
体内に蓄えられた中性脂肪は、熱の放散を防ぎ、体温を一定に保つ働きがあります。
また脂肪の壁が外部からの衝撃を守る働きをしたりしてくれます。

このように脂質はたんぱく質、糖質と並ぶ3大栄養素のひとつで、私たちの体に欠かせません。

食べ過ぎるとコレステロールのとり過ぎの原因にもなりますが、体にとっては必要なものです。

たいせつなのは、必要以上にとり過ぎないということです。